「待ってたぞ、探偵!私と一緒にパトロールして、悪者を捕まえないか?」
開口一番これである。ウサ耳を揺らし、満面の笑みで探偵をパトロールに誘う少女――それが『白銀の城(Silver Palace)』の盟友「クラティ・騎士」だ。女王に仕える騎士であり、肩書きは「女王の寵児(Her Majesty’s Protégé)」。本記事では、公式の盟友情報をベースに、クローズドβテストで判明した情報や騎士道の豆知識も交えながら、彼女の魅力を紹介する。
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | クラティ・騎士(Gratia) |
| 肩書き | 女王の寵児(Her Majesty’s Protégé) |
| 所属カテゴリ | ROYALTY AND ARISTOCRACY(王族・貴族) |
| レアリティ | ★5 |
| クラス | GUARDIAN(守護者) |
| 属性 | GLACIES(氷) |
| 武器 | 剣と盾 ※CBT情報 |
| 誕生日 | 3月26日 ※CBT情報 |
| 趣味と特技 | 力比べ、盾の訓練、馬術 |
| 好きなもの | 女王からの褒賞、騎士であること、鎧の手入れ、正義が勝つ物語、猫、ニンジンと緑の野菜 |
| 嫌いなもの | 騎士七芸のうちのチェスと詩作、あらゆる悪行、大小さまざまなミス |
※「CBT情報」は第2回クローズドβテスト「二分法テスト」時点の内容によるもので、正式リリース時に変更される可能性がある。
そもそも『白銀の城』とは
『白銀の城』は、シンガポールのElementaがUnreal Engine 5で開発中のオープンワールド探偵アドベンチャーARPG。舞台は、革命的な元素「シルバーリキッド」の発見で急成長したヴィクトリア朝様式の大都市シルバニアだ。王族、巨大企業、カルト教団がシルバーリキッドをめぐって覇権を争うこの街に、プレイヤーは「探偵」として帰還し、事件の真相を追っていく。
2025年5月に正式発表され、第1回CBT「同一律テスト」(2026年1月)、第2回CBT「二分法テスト」(2026年夏)を経て、事前登録者数は全世界で1,000万人を突破。gamescom 2026では新マルチプレイモード「House of Greed」も発表された。対応はPC/iOS/Androidで、PlayStation展開も案内されている。正式なリリース日は記事執筆時点で未定。
クラティは、この街の「王族」サイドに身を置く騎士として登場する。
人物像 ― 情熱的で忠実、そして「勇猛だが愚鈍」
公式は彼女を「情熱的で忠実な騎士、そして勇猛だが愚鈍な従者」と紹介している。騎士の栄光と女王の恩寵を胸に、重剣を振るい、盾を構えて突き進む――頭で考えるより先に体が動くタイプだ。
それを端的に表しているのが、キービジュアルに添えられたこのセリフだろう。
「私の夢は、誇り高い騎士になることだ! えっ、具体的に? どういう意味だ?」
夢は誰よりも大きく、熱い。けれど中身を聞かれると固まってしまう。この憎めない“愚直さ”こそがクラティの最大のチャームポイントだ。
ただし、彼女はただの元気キャラではない。後述する隠されたページでは、この「心のまっすぐさ」が物語上の強みとして描かれている。
好き・嫌いから見える素顔
プロフィールの細かい項目にも、彼女らしさが詰まっている。
- 力比べ・盾の訓練・馬術:趣味がそのまま騎士の鍛錬。オフの日も騎士でいたいタイプ。
- 女王からの褒賞・騎士であること・鎧の手入れ:忠誠心と騎士という職業への誇りがストレートに出ている。
- 正義が勝つ物語:勧善懲悪が大好き。悪者を捕まえにパトロールへ誘ってくるのも納得。
- ニンジンと緑の野菜:ウサ耳の騎士らしい好物。キャラデザインとの小ネタ的な一致が楽しい。
- 猫:意外とかわいいもの好きな一面も。
- 嫌いなもの「騎士七芸のうちのチェスと詩作」:ここが面白いポイント。中世ヨーロッパでは騎士の嗜みとして「騎士七芸」(乗馬・水泳・弓術・剣術・狩猟・チェス・詩作)が挙げられた。クラティは体を動かす5つは得意そうだが、頭や感性を使う2つだけは苦手――まさに「勇猛だが愚鈍」をそのまま体現した設定だ。
- 大小さまざまなミス:失敗を気にする真面目さの裏返し。完璧な騎士でありたいという気持ちがにじむ。
なお、CBT版ではプレゼントの好みとして「小型ウェイトセット」「ゴシップ雑誌」「幸運のお守り」が記録されているほか、馬術で表彰されたのに愛馬と意思疎通ができず悩んでいる、という微笑ましい設定も(いずれも正式版で変わる可能性あり)。
ビジュアルの見どころ
公開された2枚のビジュアルは、それぞれ彼女の異なる顔を見せている。

縦長ビジュアル:青いカーテンの舞台に腰かけ、口を開けて笑う全身図。周囲にはひまわり、ウサギのぬいぐるみ、木馬、帽子をかぶった小さな人形、勲章のような円盤などが散りばめられ、まるで彼女の「宝物」を並べた陳列棚のよう。木馬は馬術、勲章は女王からの褒賞を連想させる。

キービジュアル(横長):甲冑の騎士像が並ぶ玉座の間で、目を閉じ、長い金髪のポニーテールをなびかせて突進する横顔。全身から氷属性を思わせる青い奔流がほとばしり、背後には翼を持つ女神像がそびえる。普段の明るさとは違う、凛とした「騎士の顔」が描かれた一枚。
隠されたページ「騎士道精神の謎」を読み解く
盟友情報の最後に添えられた「隠されたページ」は、彼女の物語上の役割を示唆する重要なテキストだ。
ポイントは大きく3つある。
1. 揺らぐ騎士道と「飛行船事件」 叙事詩に語られてきた騎士道精神は薄れつつあり、さらに「飛行船事件」の後、騎士たちの名声にも疑いが向けられたという。この事件の詳細はまだ明かされていないが、シルバニアの騎士団全体を揺るがす出来事だったようだ。
2. 騎士が抱える矛盾 「弱き者を救うことは、誰かへの不公平になるのか」「貴族に忠誠を尽くすなら、民はどうなるのか」――王族に仕える騎士という立場の根本的なジレンマが投げかけられている。王族・企業・教団が覇権を争う本作の世界観と直結するテーマだ。
3. 答えは「まっすぐさ」 これに対しクラティは、目の届く範囲の危険に立ち向かい、自分の腕で防げる危機を食い止め、自分の心に背かない道を選ぶ。複雑な問いに理屈で答えるのではなく、目の前のことに誠実であり続ける――その単純さが「かえって強みになる」と語られる。
そして「高い地位にある少女」は、彼女を騎士道精神を体現する者にしようと語る。人々がもう一度、正直さ・優しさ・勇気という美徳を信じられるようになるまで。
この「高い地位にある少女」が誰なのかは明言されていないが、文脈からは女王、あるいは王家に近い人物と考えるのが自然だろう(CBT情報では、クラティは女王フェリアナ〈英語表記 Feliana〉に仕え、英語版で「Order of the Tide」と表記される騎士団の一員として女王の護衛を務めているとされる)。つまりクラティは、自分でも気づかないうちに「騎士道の象徴」として担ぎ上げられている可能性がある。
一方、公式紹介文の「玉座の下には暗い秘密が渦巻く」「見通す者が茨をかき分け、救いをもたらすことを祈るがいい」という一節も見逃せない。“見通す者”とはおそらく探偵=プレイヤーのこと。忠誠を誓う玉座そのものに秘密があるとすれば、まっすぐな彼女がそれを知ったときどうなるのか――ストーリー面でも大きな見せ場がありそうだ。
戦闘スタイル(CBT情報)
クラス「GUARDIAN」の名の通り、クラティは味方を守るタンク/サポート寄りの性能とみられる。二分法テストの記録では、次のようなスキル構成だったとされる(名称は英語表記と仮訳)。
| 種類 | 名称 | 概要 |
|---|---|---|
| 通常攻撃 | Blunted Blade | 5段の剣撃。パリィ入力長押しで盾を構え、被ダメージを半減しつつリソースを蓄積 |
| スキル | Flowing Shield | リソースを消費し、チーム全体に最大HPの40%のシールドを20秒間付与 |
| 必殺技 | Spear of Glory | シルバーリキッドで形作った螺旋の槍を投擲し、継続ダメージの後に爆発 |
| 交代攻撃 | Severe Deterrent | 交代時に繰り出す攻撃。モーション中に敵の攻撃をカウンター・中断 |
| パッシブ | Silverium Blessing | 氷属性の共鳴効果で、他メンバーの攻撃力を12%(40秒)上昇 |
盾で受けて、仲間にバリアを張り、槍を投げる――「重剣を振るい、盾を構えて突き進む」という公式紹介どおりのスタイルだ。パリィ主体の本作アクションとも相性がよさそうである。数値は正式版で調整される可能性が高いので、あくまで参考に。
まとめ
クラティ・騎士は、明るく単純で、ちょっと抜けている――けれど、誰よりもまっすぐな騎士だ。チェスも詩作も苦手、夢の中身を聞かれれば首をかしげる。それでも目の前の危険からは決して逃げない。
騎士道が疑われる時代に、理屈ではなく生き方で美徳を示す存在として描かれる彼女。その忠誠の先にある「玉座の下の暗い秘密」と、探偵がどう関わっていくのか。正式リリースが待ち遠しいキャラクターのひとりだ。
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